第36回 日本微量元素学会学術集会
    
   

第36回日本微量元素学会学術集会(BRTE-2025)閉会に寄せて

        

 第36回日本微量元素学会学術集会(BRTE-2025)は皆様の多大なご尽力により、成功裏に終了することが出来ました。ここに厚く御礼申し上げます。
また、学会開催に協賛いただきました学会、団体、企業の皆様のご理解とご支援に、心から御礼申し上げます。
ご参加いただきました皆様の素晴らしい研究発表および活発な質疑応答によりまして、この度の学術集会も非常に実り多いものとなりました。

 今回、「人生100年時代を健康に生き抜く」をテーマとして開催いたしましたが、目的を達成することが出来ましたことを大変うれしく思っております。微量元素研究は、その一端が国営放送によって取り上げられる時代にもなり、微量元素無くして生命や生体は存在し得ないという、その重要性と普遍性を、私自身、皆様のご発表を拝聴しまして再認識することが出来ました。加えて、微量元素研究の更なる発展を確信いたしました。

 以下に、本学術集会における若手優秀発表賞の受賞者をお示しいたします。誠におめでとうございます。日頃のご研鑽に敬意を表し、今後益々の研究のご発展をお祈り申し上げます。

若手優秀発表賞(口頭発表 学部生の部):蓬田 菜月 氏(千葉大学)
演題名:乳児移行を評価するための子宮頸がん患者におけるシスプラチン治療中の母乳中の白金動態解析

若手優秀発表賞(口頭発表 大学院生の部):我妻 拓実 氏(京都大学大学院)
演題名:ヒト細胞においてZn-MTF1-Metallothionein経路はFerroptosis抑制に重要な機能を果たす

若手優秀発表賞(口頭発表 一般の部):長谷川 菜々子 氏(北海道大学大学院)
演題名:脊椎動物における鉄安定同位体比の種間差と貯蔵鉄との関係

若手優秀発表賞(ポスター発表 学部生の部):西原 秀星 氏(東北大学)
演題名:老化と運動が生体内微量元素レベルに与える影響の網羅的解析

若手優秀発表賞(ポスター発表 大学院生の部):山本 朱音 氏(京都大学大学院)
演題名:ヒト細胞においてメタロチオネインは銅代謝に重要な役割をもつ

若手優秀発表賞(ポスター発表 一般の部):有澤 琴子 氏(東北大学大学院)
演題名:健常成人における血漿・赤血球・尿中元素濃度の個人内変動と検体特異性の評価


 また、学会理事長として、ご発表内容を、ぜひ学会誌 Metallomics Research にご投稿いただきますようお願い申し上げます。
Metallomics Research は2021年に創刊されたばかりのまだ若いジャーナルですが、今後日本および海外の微量元素研究のハブになるべく努力しております。総説の執筆や研究室からの研究成果公表等で投稿先を迷われた場合に是非ご一考いただければ幸いです。

 最後になりましたが、BRTE-2025にご参加いただきました皆様に重ねて御礼申し上げます。来年度、第37回日本微量元素学会学術集会でお会いできることを楽しみにしております。
なお時節柄、くれぐれもご自愛ください。
皆様の益々のご健勝と、研究のご発展を祈念いたします。

2025年9月25日

第36回日本微量元素学会 会長

京都薬科大学 代謝分析学分野 安井 裕之


  

第36回 日本微量元素学会学術集会




お知らせ

2025.09.10
プログラムを掲載しました。
参加者の方へのご案内を掲載しました。
ポスター発表の方へのご案内を更新しました。
ポスター発表の会場が変更になりました。
ポスターセッション時間内に、番号順に座長(司会進行係)がまわりますので、発表者はショートプレゼンテーション(発表2分・質疑応答1分)を行ってください
2025.08.23
懇親会の事前参加登録を締め切りました。  
学会参加登録は引き続き受け付けております。
2025.08.19
座長・演者の方へのご案内を掲載しました。  
2025.07.31
早期参加登録、演題募集を締め切りました。  
参加登録は引き続き受け付けております。
懇親会の参加には8月22日までの事前登録が必要です。
2025.07.22
早期参加登録、演題募集の期限を延長しました。
 早期参加登録期限: 2025年7月30日(水)
 演題募集期限: 2025年7月30日(水)
2025.06.25
BRTE2025は、「日本学術振興会 産学協力委員会R051メタロミクス委員会 第4回シンポジウム」と連携開催します。
このシンポジウムは、前日9/19(金)にキャンパスプラザ京都にて、開催されます。
詳しくはこちら
2025.06.23
ホームページを公開し、
早期参加登録、演題募集の受付を開始しました。
 早期参加登録期限: 2025年7月22日(火)
           30日(水)まで延長しました。
 演題募集期限: 2025年7月22日(火)
           30日(水)まで延長しました。


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