黄檗(黄檗皮)

 
原植物名 キハダ Phellodendron amurense Ruprecht
[ミカン科(Rutaceae)]
産地 日本(北海道、本州(東北地方、中部地方北部、近畿地方以西)、四国、九州)
朝鮮半島、中国(北部、東北部)、アムール地方
特徴 落葉高木。高さ15m。偶数羽状複葉。小葉は2〜6対。
雌雄異株。初夏、枝先に円錐花序を出し、黄緑色の小花を多数つける。    
薬用部分 周皮を除いた樹皮
生薬名 Phellodendori Cortex;黄檗 --- オウバク
薬効・用途 苦味健胃及び整腸、消炎性収斂の作用があり、
胃腸炎、腹痛、下痢等に対する漢方方剤に処方されるほか、
打撲症等に外用薬として用いる。
黄檗で染めた紙には虫(紙魚)がつきにくく、古くから写経用紙等に利用されてきた。     
備 考 税として納めていた諸国