down syndrome and fatty liver

分野選択中の3年次生へ

<分野を選ぶにあたり>
 当たり前でしょうが,どの分野に所属するにしても長期にわたる研究を有意義なものにするためには,研究への取組み方に対する各自の「意識・姿勢」が重要と考えます.

当分野では以下のように取組んでほしいと願っています.

  • 教えてもらうのを待つのではなく,「自分が知りたいから,自分でやりたいから,自ら学びに行く」という姿勢で臨んでほしい.
  • 研究での内容に関して「こんなことやってみたい・これを明らかにしたい」と自ら提案する積極性をもってもらいたい.最初からは難しいが,そうしたいという志をもっていてほしい.
  • もちろん,たまには息抜きをする余裕をもって,研究以外のことも率先して企画・実行してやろうという気持ちも大切です.
  • 6年制での研究の体制は,まだ始まったばかりなので,教員と協力して当分野の6年制体制を確立していこう,という意気込みで臨んでほしい.

 このような意欲をもって分野での活動に取組めるかどうかは,分野の研究内容,方針,教員に興味をもてるかどうかにかかっているかもしれません.しかし,分野紹介のパンフレットだけで,その分野の研究内容・教員・カラーが伝わるのでしょうか.

分野の見学に行ったなら...

  • 特に研究内容以外のことを先輩に尋ねると思いますが,その話の内容だけで志望分野を決めるのでしょうか.研究は3年次後期〜6年次前期の長期で,分野の変更はできないので,「こんなはずでは」とならないように納得して決めるために,また,自分自身(ニーズ・興味・性格)に合った分野を見つけるためにも,是非,その分野の主任(教員)とも話して,内容を確かめてください.
  • 長期にわたり接することになる分野主任と話もせずに(どんなスタッフか知りもせずに)分野を選ぶのでしょうか.
  • 分属決定時の面接時間は,たかだか10分ぐらい.それまでに,何回か教員といろいろと話してあったら,より互いの理解度は増しているのでは.志望分野を提出するまでの意識や姿勢も重要?

<総合薬学研究>

  • 研究内容の(1)または(2)に関する研究に携わります.
  • 基本的にはチーム制でそれぞれの目標に向かって研究に取り組みます.3・4年生は,スタッフや5・6年生の指導のもとに実験技術や知識を習得していき,5・6年生は指導的立場となってチームを率いて研究を進めていきます.
  • 主に,遺伝子改変動物や疾患モデル動物,または培養細胞を用いて,遺伝子操作や免疫組織学的な解析,時には生化学的な解析によって「メタボ」や「DS」の病態メカニズムに迫っていきます.研究成果は簡単には得られませんが,苦労の末に結果を得ることで研究の楽しさを知ってもらいたいと思っています.
  • 研究を進めていくためには,論文を読み理解できるようになることが必要です.その訓練も兼ねて,研究内容に関する論文の抄読会(読んだ論文の内容を紹介するセミナー)を行っています.
  • どんなにすばらしい研究でも,それをうまく説明できないと誰も納得してくれません.そこで,定期的に研究成果発表を行うことで,発表能力も磨きます.結果がでれば学会発表もできます!

現在,当分野には53名の総合薬学研究生と,院生2名が所属しています(2020年4月現在).もちろん普段は研究・調査に没頭していますが,ときにはイベントを開き,楽しく研究室生活を送っています.将来研究者を目指す人も,薬剤師を目指す人も,幅広い観点をもつために,私たち研究室の仲間と思いっきり研究活動に打ち込んでみませんか?

少しでも気になった方,研究室を見学しに来てください!!いつでも歓迎します.

躬行館5階で活動しています.見学の際は,教員に声をかけてください.