ご挨拶
この度、平成29年11月25日(土)、26日(日)に京都薬科大学におきまして「第5回メタロミクス研究フォーラム」を開催させて頂くこととなりました。
本研究フォーラムは、名古屋大学名誉教授原口紘炁先生の提唱された「メタロミクス」をキーワードにした分析化学、錯体化学、医学、薬学、栄養学、毒性学、環境科学などの多様な研究者の学術交流と相互発展を目指した学術集会です。
今回の集会では、「蛍光X線による多様な試料の元素分析」、「鉄イオン・鉄同位体の精密計測による新現象の発見」、「難治性疾患の鍵を解き明かす金属タンパク質研究の新展開」の観点から討論を行うシンポジウムを開催します。
発表形式は、口頭発表とポスター発表を設けております。
一般の口頭発表のプログラムは、研究領域ごとに細分化せず、多様な領域の研究者による活発な議論を促します。それぞれの専門分野の視点から新たな発見が期待できると考えます。
学生(学部学生および大学院生)の口頭発表は一般の発表より講演時間を短く設定していますので、初めての方でも是非挑戦していただきたいと思います。また、学生の発表者のみを対象とした優秀発表賞を、口頭発表者とポスター発表者それぞれから選出し表彰します(英国王立化学会による表彰)ので、奮ってご参加ください。
関連する研究分野の学部学生、大学院生、若手研究者の皆様のご参加を心よりお待ちしています。
第5回メタロミクス研究フォーラム
実行委員長 安井 裕之
シンポジウム(敬称略)
シンポジウム1:『蛍光X線による多様な試料の元素分析』
辻 幸一(大阪市立大学 工学部 化学バイオ工学)
「蛍光X線分析による微量分析および元素イメージング」
原田 英美子(滋賀県立大学 環境科学部 生物資源管理学科)
「水生植物オオカナダモの金属集積機構の解明と有効利用法の開発」
シンポジウム2:『鉄イオン・鉄同位体の精密計測による新現象の発見』
平山 祐(岐阜薬科大学 創薬化学大講座 薬化学研究室)
「生細胞内の二価鉄イオンを検出する蛍光プローブの開発と応用」
安井 裕之(京都薬科大学 分析薬科学系 代謝分析学分野)
「生体中の鉄同位体を計測する分析法の確立とそこから見えてくるモノ
-病態診断と薬物治療効果への適用-」
シンポジウム3:『難治性疾患の鍵を解き明かす金属タンパク質研究の新展開』
古川 良明(慶應義塾大学 理工学部)
「筋萎縮性側索硬化症に見られる銅・亜鉛結合タンパク質SOD1の
ミスフォールディングメカニズム」
石原 慶一(京都薬科大学 病態薬科学系 病態生化学分野)
「ダウン症モデルマウス脳での銅イオン濃度上昇とその病態生理学的意義」
お知らせ
日程表・プログラムを公開しました。
発表申込・事前参加申込を締め切りました。
お申込み、ありがとうございました。
発表申込の締切を延長しました。
発表申込、事前参加登録を受け付けています。
発表申込締切: 2017年9月29日(金) 2017年10月6日(金)まで延長しました。
要旨投稿締切: 2017年10月20日(金)
事前参加登録締切: 2017年10月20日(金)
更新情報
- 2017.11.10
- プログラムを公開しました。
- 2017.8.8
- 第5回メタロミクス研究フォーラム ホームページを開設しました。