年末恒例屠蘇散作り

屠蘇散について
 屠蘇散は、中国三国時代に華陀という名医が十数種の薬草を調合して、酒に浸して飲んだのが始まりと言われています。
 邪気を屠り、魂を蘇らせるところから「屠蘇」と名付けられ、「年の始めにこれを服するときは年中の災厄を避け、福寿を招く。」と伝えられています。
 また日本では昔、嵯峨天皇の御代弘仁年間、唐の博士蘇明が和唐使として訪れた際、「屠白散」と称する霊薬を天皇四方拝の儀式に献上したのが始まりと言われています。以後、人々はこれに倣って一年間の健康を祈念する縁起行事としてお正月に屠蘇酒で新年を祝うようになりました。

 大晦日の夜、袋ごと、三六〇ミリリットル(約ニ合)のお酒に一夜冷たく浸しておき元旦、雑煮を祝う前に年少者より順次、新年の縁起と長寿を祈念してお祝いします。

粉砕機に生薬を入れます

下から粉砕された生薬が出てきます

一つの生薬の粉砕が終わるたびに丁寧に掃除します

粉砕された生薬をふるいにかけ小さすぎる粉、大きすぎる粉を除きます

ふるいにかけられ大きさが整えられた生薬

生薬を調合したものを小袋に詰め

熱でシールをします

それを外袋に入れれば・・・

できあがり!です