第六回ブナ林からの恵みシンポジウム
〜丹後上世屋内山のブナ林の保全を考えるシンポジウム〜
開  催  要  項

>開催の主旨
 近年、化石燃料の大量消費に伴う地球の温暖化や酸性雨、生物種の減少・絶滅が地球規模で大きな問題となっています。特に、生物種の保存や多様性の重要性が世界のあらゆる地域・機関で指摘され、自然環境と人との共生のあり方が問われています。
 宮津市上世屋地区と大宮町五十河地区にまたがる地域には、近畿地方でも有数のブナを中心とした自然林が広がっています。この地域一帯は特に自然度が高く、種の多様性も堅持しており、学術的にも貴重な地域であります。
 更に、これらの自然林は、古くから炭焼きや薪の採取場所として周辺住民の生活と密接にかかわり、地域文化を育み、今日まで地域の人々により大切に守られて来ました。
 また、この地域は、平成14年3月に京都府により「丹後上世屋内山京都府自然環境保全地域」に指定され、様々な規制や施設整備が図られ、多くの人々によって保全されることとなりました。 私たち実行委員会は、より多くの方々に本地域の貴重な自然環境を理解していただき、保全の輪を広げたいと考えています。
 当シンポジウムは、今回で6回目となりますが、今回は当該地域の具体的な保全施策、環境教育フィールドとしての活用について検討したいと考えています。

>開催日時・場所
日時:平成16年5月22日(土)〜23日(日)
講演会&パネルディスカッション:22日(土)午後2時〜午後5時

刮場 みやづ歴史の館 文化ホール(宮津市字鶴賀)
剋付 午後1時30分〜

第一部 講演会 午後2時10分−午後3時10分
 「日本文化の発展とブナ科植物」
講師 香月茂樹先生厚生労働省国立医薬品食品衛生研究所
種子島薬用植物栽培試験場場長 花と緑の文化士
座長佐竹元吉お茶の水女子大学生活環境センター教授

第二部 パネルディスカッション 午後3時30分−午後5時
 「各地の自然環境保全の現状から丹後半島のブナ林の保全と活用を考える」
パネリスト内藤俊彦前東北大学理学部植物園
東山芳行宮津市文化財保護審査会委員・自然観察指導員
花城良廣沖縄海洋博覧会記念公園管理財団熱帯亜熱帯都市緑化植物園
コーディネーター後藤勝実京都薬科大学附属薬用植物園

剋Q加対象:府内にお住まいの方(参加無料)約200名
剞\込方法:5月14日(金)までに実行委員会事務局(宮津市役所環境衛生課)へ電話でお申し込み下さい。

観察会:23日(日)午前9時30分〜午後3時30分
☆一般参加コース
 ⇒Aコース【ブナ林縦走コース】
 (世屋高原ブナ林自然観察道→高山頂上→大宮ブナハウス内山までのブナ林を縦走するコースです。約3kmの起伏の激しいコースです。)
 ⇒Bコース【ブナ林周回コース】
 (世屋高原ブナ林自然観察道→高山頂上→大宮ブナハウス内山→駒倉峠→駒倉集落跡入口→世屋高原ブナ林自然観察道入口までのブナ林を縦走・周回するコースです。約6kmの起伏の激しいコースです。足に自信のある方のコースです。)
☆親子探検隊コース
 (ブナ林周辺の縦貫林道成相線を観察するコースです。)

※観察コースは天候、観察道の状態、講師の都合により変更する場合があります。

剌W合場所 宮津市役所・京丹後市大宮庁舎
剋付時間 午前8時50分〜

開講式:世屋高原家族旅行村レクリエーションセンター(宮津市字松尾)午前9時30分
閉講式:世屋高原家族旅行村レクリエーションセンター 午後3時30分

剄u 師
秋田  徹 日本新薬株式会社山科植物資料館
香月茂樹 国立医薬品食品衛生研究所種子島薬用植物栽培試験場
後藤勝実 京都薬科大学附属薬用植物園
佐竹元吉 お茶の水女子大学生活環境センター
世羅徹哉 広島市植物公園
高橋  勉 大阪薬科大学附属薬用植物園
月岡淳子 京都薬科大学附属薬用植物園
内藤俊彦 元東北大学理学部植物園
花城良廣 沖縄海洋博覧会記念公園管理財団熱帯亜熱帯都市緑化植物園
東山芳行 宮津市文化財保護審議会委員・自然観察指導員
藤野広春 富山医科薬科大学附属薬用植物園
南  基泰 中部大学応用生物学部環境生物科学科
吉田尚利 北海道医療大学薬学部附属薬用植物園

剋Q加対象:府内にお住まいの方(参加無料)
 ・ 募集人員:一般参加コース約70名 親子探検隊コース約30名 (定員になり次第締切させていただきます。)
 ・ 申込方法:5月10日(月)までに実行委員会事務局(宮津市役所環境衛生課)へ電話でお申し込み下さい。

〈主 催〉ブナ林からの恵みシンポジウム実行委員会
 委員長 後藤勝実(京都薬科大学附属薬用植物園)
 事務局 宮津市役所環境衛生課(0772-22-2121)
〈後 援〉京都府・(社)日本植物園協会・宮津市・京丹後市
朝日新聞社・毎日新聞社・京都新聞社・読売新聞社・産経新聞社