シコン

原植物名 ムラサキ Lithospermum erythrorhizon Sieb. Et Zucc.
[ムラサキ科(Boraginaceae)]
産地 アムール地方、中国北部から日本中北部に分布 中国 朝鮮半島
薬用部分 ムラサキの根を乾燥したもの
生薬名 (ラテン名)Lithospermi Radix ; (和名)紫根 --- シコン;(中国名)紫草 Zi-ao
成 分 紫色素:ナフトキノン系の色素およびその同族体
色素は皮部、特にコルク層のコルク細胞膜に吸着されて存在
薬効・用途 漢方で消炎、解熱、解毒
備 考 ・漢方の湯液、あるいは軟膏として薬用にする
・華岡青洲が創製したと言われる『紫雲膏』も紫根を主薬とする軟膏である