ドクニンジンとクロヤマアリ

ドクニンジンConium maclatum L.(Umbelliferae) セリ科
 葉が野菜のニンジンに似ていて、かつ、毒があるところからこの名前がついた。 ソクラテスの死刑(毒殺)に用いられたのもこれだといわれている。
 日本にはもともと野生のドクニンジンはないのだが、栽培されていたものが逃げ出し野生化したものが存在する。 古くは破傷風の治療薬として使われていたが、現在は使われていない。
クロヤマアリ(黒山蟻)Formica japonica アリ科
 人里に最もよく見られる。乾いた日当たりの良い土中深くに巣を作る。