• 異島 優Yu,Ishima
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  京都薬科大学 薬剤学分野（躬行館4階）
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略　歴

1998年 - 2002年	熊本大学薬学部薬科学科
2002年 - 2004年	熊本大学大学院薬学研究科博士前期課程
2004年 - 2007年	熊本大学大学院薬学教育部博士後期課程
2007年 - 2011年	熊本大学, 薬学部 医薬高分子学, 特任助教
2010年 - 2011年	ピッツバーグ大学, 医学部, 博士研究員
2011年 - 2016年	熊本大学, 薬学部 薬剤学, 助教
2016年 - 2023年3月	徳島大学, 大学院医歯薬学研究部 薬物動態制御学分野, 准教授
2023年4月	現在京都薬科大学, 薬剤学分野, 教授
	現在に至る

　

主な研究活動

熊本大学では、血清アルブミンの生理活性ガス分子との結合とその生理活性に関する研究に従事した。その後、米国・ピッツバーグ大学（University of Pittsburgh Medical Center）において、ニトロ脂肪酸や多価不飽和脂肪酸の抗炎症作用に関する研究を展開し、帰国後は熊本大学さらには徳島大学においてタンパク質を活用したドラッグデリバリーシステムの研究を継続しており、2023年から京都薬科大学を研究拠点として、活動している。これまでの研究成果は、原著論文130報以上、総説11編としてまとめられている。

受賞歴として、2009年に「NOと血清アルブミンの生体内反応機構の解明に関する研究」で日本NO学会 Young Investigator Award最優秀賞を受賞。2014年には「血清アルブミンを基盤とした一酸化窒素デリバリーシステムの創製と癌及び虚血性疾患治療への応用」で日本DDS学会奨励賞を受賞した。さらに、2016年には「血清アルブミンによる一酸化窒素トラフィックシステムの解明と難治性癌治療への展開」で日本薬学会奨励賞、2019年にはこれらの業績を称えて、徳島大学若手研究者学長表彰を受賞している。近年では、2022年に「アルブミンの体内動態特性に基づくDDSキャリアの開発に関する研究」で日本薬剤学会旭化成創剤研究奨励賞を受賞している。

現在、日本薬剤学会、日本DDS学会、日本NO学会の評議員を務めるとともに、熊本大学では次世代若手研究者養成塾の初代塾長、日本薬剤学会では超分子薬剤学フォーカスグループのリーダーを歴任している。また、日本薬学会、日本DDS学会、日本癌学会、日本NO学会、日本薬剤学会、日本薬物動態学会、 American Association of Pharmaceutical Scientistsなど多くの国内外学会に所属している。