本研究分野で探索された有機配位子、金属錯体、高分子チオール、さらに今後臨床で用いられる可能性のある抗菌薬、血栓予防薬(コラーゲン様ペプチド)、抗がん薬(ポルフィリン類)などの経口吸収、臓器分布、代謝、および排泄といった体内動態について動物を用いて研究している。特に、薬理作用の発現と関係が深い臓器における遊離型薬物濃度の時間推移を解析し、トランスレーショナルなPK-PD解析法の確立を目指して研究を行っている。
また、高脂血症改善薬や血圧降下薬にスピンプローブを結合させたスピン標識医薬品を自ら合成し、これらとin vivo L-band ESR法を使用した新しいインビボ生体計測-体内動態解析法の開発も目指している。


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